キッチンの薄型棚

キッチンの棚製作

壁全面に細長い棚を作りました。元々廊下だったところをキッチンに改造したためスペースが限られていて、壁の一部は障子だったので、棚で完全に覆い隠すようにしました。ホームセンターで安い板(1×4材)を買ってきて組み合わせたのですが、意外に質感が良くて仕上がりに満足しています。

正面から見るとこんな感じです。棚板を全部作るのは大変だったので、ホームセンターで薄い化粧板を買いました。が、この棚板は時間がたつとだんだん反ってきて、失敗しました。あとで補強のリブを入れようと思います。

下の写真は、1×4材の加工中の写真です。

必要な形にカットしたあとに色を塗りました。組み立ててから色を塗るやり方もあると思いますが、先に色を塗ったほうが、なんとなくやりやすいと思います。ただし、ニスを塗ると接着材がつきにくくなるのでご注意を。今回はねじ止めと接着を併用しました。


トリマーという工具で背板をはめ込む部分を削った写真です。↓

トリマーは削ったところにバリが出たり、イメージしていたよりも難しかったです。少し端材とかで練習してから本番加工することをお勧めします。

背板はべニア板に壁紙を貼りました。プリント合板も色々なものが販売されていますが、ホームセンターには幅が狭いものしかなかったので、壁紙方式を採用しました。コストはプリント合板より少し安いですが、大きな差ではなかったです。

壁紙はったところ↓            裏から見たところ↓

 組み立てはクランパーで反りを集成しながら順番に接着材+ビスで固定していきました。木材と木材を接着剤をつけながら並べて、隙間ができたところをクランパーで締めこんで、隙間がなくなったらネジ釘をうっていく、を繰り返しました。

 木材はなるべく反りの少ないものを選んで購入しましたが、それでも木材には反りがあって、並べただけだと隙間だらけでした。が、隙間をなくしながらくっつけていくと、最終的には驚くほど真直ぐな状態になりました。

※これはDIYだからできることがと思います。お金をもらった仕事ならリスクがありすぎて、この方法は採用できないと思います。

 組み立ての手順ですが、各々の側板を作っておいて、あとは現場でくみ上げていきました。やはり隙間ができた部分はクランプで矯正しながらくみ上げていきました。 3セットの棚を別々に作って据え付けるやりかたもあると思いますが、いろいろな場所が微妙に斜めになったりして、各々の棚がピッタリと合わないだろうと思ったからです。結果的には、この方法でとてもうまくいきました。

 

こちらは、棚のカバーになります。土日営業なので、休業日に設置して、地震対策&防虫のために使用します。